畑も作ってます
毎年、幼稚園の園児全員にサツマイモのいも苗の植え付けをさせます。その為、梅雨を迎える前に畑作りに汗を流します。おかげで真っ黒に日焼けしています。「宮司さんゴルフ焼け?」と尋ねられますがいままでゴルフクラブを振ったことは一切ありません。クワばかり一心に振っています。
今年も実家の畑に200本のいも苗を園児が植えました。雨が降らず毎日朝晩の水やりが大変です。
その他、ジャガイモ、きゅうり、トマト、ナス、ピーマン、カボチャ、オクラ、なども作ります。幼稚園にあるピザ窯で季節の野菜ピザを宮司(園長)自ら焼いて子供たちに食べさせます。少しでも野菜嫌いの子供をなくそうとの思いからです。これらの夏野菜の収穫が終わったら大根、豆類ともう20年以上作り続けています。
今日の収穫です。きゅうりは毎年150本ほどつくり一本ずつ園児に持ち帰らせています。子供たちに植え付けをさせたり収穫をさせるときには必ず土や野菜の匂いを嗅がせ、触らせ、そしてそのままの味で食べさせています。子供たちは取れたての素の味のおいしさをよく理解します。手間暇をかけて作ったものの大切さを子供は分かるのです。
「食國(おすくに)」とは今ではほとんど死語となりましたが、天子様が治める日本のこと。天皇様は現在でも皇居内の水田で御自ら田作りをなさっておられます。そして、神に祈り、神に供え神ともにお食べになられています。稲作は無理にしても、野菜作りはやろうと思えばどこででもできます。神職、園長、百姓と一年中暇なく働いていますが、ちょっと前まではどの神主もこうであったし、今でも田作り畑づくりに精を出す神主さんも多くおられます。神職ならやってみませんか、これも惟神の道です。