穂見祭と神道祖霊殿

8月１３、１４，１５日には宗旨が神道のご家庭に先祖祭の為出向します。当社では以前から「穂見祭」と呼ばれています。ちょうど稲穂が出始めるこの頃に「今年も例年のように稲穂が稔りました。ご先祖様のお蔭です。」と本家の御霊（みたま）にお盆に載せた供え物をし、感謝の誠を捧げるお祭りです。「お盆」の語源という説もありますが、とても日本的な霊魂感だと思います。ご先祖をまつることは、仏教の盂蘭盆会とも融合して全国の日本人の霊魂感の基本としてきましたが、最近は様子が変化しています。原因の一つに少子化で親族が減少し先祖を受け継ぐ人がいなくなりつつあるという事があげられます。当社でもすでに二家の御霊をお預かりしています。今後、増えてくることが予測されますのでこのたび社務所の一隅を改修し神道祖霊殿を設置いたしました。運営についてはご希望のご家族の方と協議の上考えていこうと思っています。