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一年の締めくくり

しばらく更新が途絶えました。なんども申しますがもともと「宮司のときどきブログ」なので更新はときどきです。早くも12月に突入。年を取るごとに一年が早く感じるは私だけではないようです。境内の公孫樹、や紅葉が色づき、年の終わりを感じつつ毎日の落葉の清掃に精を出しています。

11月26日、27日、28日、12月4日で本務社、兼務社の新嘗祭(新穀感謝祭)と神宮大麻頒布祭が終了しました。たくさんの御供米の奉納があり祭典終了後、新米を炊きおにぎりにして総代さんと直会が行われました。11月23日「勤労感謝の日」は元来、一年の収穫を神様に供え、恵に感謝する新嘗祭(にいなめさい)の日です。「嘗」とは食べる意味で神人供食することが本来の姿です。新嘗祭は戦後、GHQの神道指令で一時祭日から除外されたのですが「勤労感謝の日」として復活はしたものの本来の意味を知らずにすごしている今日です。一般社団法人農山漁村資源開発協会という団体が「新嘗祭を祝う会」を開催しているそうですが、公益社団法人だと「新嘗祭」という言葉を使ってはいけないと農林水産省に言われたため、あえて一般社団法人としたとのこと。がっかりですね。一年間いろいろなことがあったけれど「感謝」をすることを忘れず一年を終わろうとする日本人は平和的な存在なのに。

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