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今日から冬

今日は立冬。随分と朝晩は寒くなってきました。心臓病を持病に持つ宮司には要注意なのです。文化的な気持ちになる秋や心が華やぐ春が短くなりました。日本らしい風情が薄くなるようで残念です。人類がつく出した温暖化によることは間違いないのですがこれも運命や宿命なのでしょうか。

毎年この季節になると境内の「オガタマ」の実がたくさんなり、それを食べようとカラスがやってきます。上手に実のなった枝をくちばしで折り、地面に落として中の赤い実をついばむのです。毎日カラスと格闘しています。「オガタマ」の木については以前、当社HPの「くずはらはちまんあれこれ22話」に書いていますのでよかったらちょっと覗いてみてください。


この版画は数年前に購入した小品ですが、童話の「ありとキリギリス」の話を二コマで見事に表現しています。皆さんご承知の通りちょうどこれからの季節のお話です。作者は川上澄夫という版画家で、かの有名な棟方志功はこの人の「初夏の風になりたや」という作品を見て版画の道に進んだといわれています。川上澄夫も棟方志功もとても好きなのですが高価な作品ばかりでとても手が出ません。その中でもこの作品は比較的安価だったのでおもいきって購入しました。芸術の秋はすこし過ぎましたが興味のある方はネットで検索するだけでも文化・芸術に触れることはできますよ。

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